転職する人が増えている。
転職の際、資格を持っていればよかったと思う人も多いだろう。
誰にでもわかるような資格さえ持っていれば、比較的転職も容易なように思えるが、そんな資格の代表格とも言える、医師・看護師の転職は、どうなのだろうか。
よくメディアでも報道されるように、医療の現場では、過酷な労働条件で働いている医師・看護師が少なくない。
中でも、医師・看護師と患者の数のアンバランスにより、勤務が長時間になっていることは、よく知られることである。
そうした状況下で、よりよい職場を求める医師・看護師の転職が多いのは当然のことかもしれない。大病院、個人病院、老人福祉施設等、自分に合う仕事があるのはどこなのかを探すのである。
最近は、インターネットによる医療従事者に対象を絞った転職支援サイトも多くなってきた。
掲載されている内容は、もちろん一般の転職情報とは異なるが、形式は非常に似ている。
求職者と求人する病院・医院等の双方が登録し、マッチングする。というものだ。
インターネットでなくても、基本はそう変わらないだろう。
研修やセミナーが受けられる人材会社もあるようだ。
プラスαの資格取得が役立つことや、転職の理由が、前述した労働条件等の他、職場内での人間関係であったりすることも、他の一般企業での転職と変わらないようである。
当然、求められる人材として、医師・看護師の免許という絶対的な資格が条件となるわけだが、「転職希望者」は意外と似たところで悩んでいるというのは非常に興味深い。
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外資系への転職
今よりもいい条件で働きたい、転職したいと思ったとき、外資系への転職も、選択肢の一つとして考た人もあると思うが、実際に転職するには少し勇気が必要だ。
しかし、外資系への転職は、日本企業への転職とは何か違うのだろうか。
最も高く見えるハードルは、語学だろう。
取り扱う書類や会議での公用語のみならず、普段の会話やメールまで英語、では不安にもなる。
もちろん、日本の企業よりは格段に英語を使った仕事が多いだろうが、少なくとも、実際に外資系を就職先として考えられるくらいであれば、入ってから追いつく可能性が十分期待できるはずで、そのために外資系への転職をあきらめてしまうのはもったいない。
それでは、外資系への転職に向いた性格などはあるのだろうか。
あくまで、日本企業よりも。という程度のことではあるが、人に頼らない人、合理的に考えられる人が向いている、と言われる。
派閥に代表されるような日本的な人間関係は、皆無ではないかもしれないが、やはり外資系企業はドライでクールなのだろう。
いくら英語が堪能であっても、自分の意見がない人ではダメなのだ。
今は日本の企業であっても、海外との取引が多いところであれば、英語が必須であるところも多いし、リストラが珍しくなくなってきた。
日本企業が外資系企業の経営から学ぶことが多かったせいか、転職を考える際の決定的な違いはさほどなさそうである。
ということは、日本企業で成功できること。
それが外資系への転職にも必要なことと言えるのかもしれない。